足が全身に及ぼす影響

「腰は大切な部位」
という認識を持たれている方は多いかと思うのですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に足が大切な部位であるという認識を持たれている方というのは、少ないのではないでしょうか？また足が、肩や背中や腰など様々な部位に影響を及ぼすこともあまり広くは知られていません。

足は体を支える上で非常に重要な部位であるだけでなく、「歩く」「走る」「立つ」「座る」などの動作においても欠かせない部位です。その足が加齢による筋力低下や女性ホルモンの低下による変形、あるいは「足に合っていない靴を履いている」などの環境や外傷などにより異常をきたすと、全身に対して様々な悪影響を及ぼすことがあります。そしてその影響は目に見える形だけでなく、内蔵機能の低下やストレスといった目に見えない形で現れることもあります。

足に合った靴を選んで履くことが大事

「たかが靴、されど靴」

足の健康、ひいては全身の健康を守るためには、ご自身の足のサイズに合った靴を選び履くことが大切です。よくお子様に「すぐに成長するから」と、大きめの靴を履かせる親御様がいらっしゃいますが、これはお子様の足、全身の健康のためにも良くありません。必ずそのお子様の足に合った靴を履かせてあげるようにしてください。

当院では「フットケア」を行う前に、必ず足のサイズ計測を行い、その結果をもとに患者様に対して適切なサイズの靴を履かれるようご指導致します。それだけでも多くの症状は改善に向かうのですが、症状が改善されない方につきましては、「フットケア」を行い症状改善に努めます。

このようにまずは「足に合った靴を選んで履く」ことが大事であり、足・全身の健康を守るための「第一歩」なのです。

インソールについて

サイズ計測を行い、ご自身の足に合った靴を履いても症状が改善されない患者様につきましては、足型を取り、症状改善に効果的な「インソール」を作成致します。

この「インソール」をサイズの合った靴に入れて歩くだけで、足だけでなく全身の様々な部位の諸症状を改善に導くことができます。また特別な運動などは必要ありませんので、足腰が悪いご高齢者の方にも治療を受けて頂くことができます。

「インソール」はウォーキングシューズやスポーツシューズだけでなく、足袋などどんな靴にも作成することができますので、目が悪い方が眼鏡を掛けるように、日常生活の中で自然に効果を実感して頂けます。

足元からの骨盤矯正

「骨盤矯正」と聞くと、腰などに対する治療を連想される方が多いかと思いますが、それ以上に重要なのが足元からアプローチする骨盤矯正です。

人間の腰を支えているのは骨盤ですが、その骨盤を支えているのは足です。そのため足の異常・不調は骨盤の歪みに繋がり、さらには脊椎や全身の歪みに繋がります。
こうしたことから当院では、足元からの矯正を行うことで、骨盤や全身の歪みを根本から治療致します。